風の時代の占星術と四柱推命

「自分らしさ」を出発点に世界を作る

天中殺周期「空回り」の年を充実させる過ごし方:『7つの習慣』から

 

天中殺周期とは

四柱推命では,立春が1年の始まりとなります。8月はちょうど折り返し地点。

今年の下半期をどう過ごすかとともに,来年どう過ごすかが少し見えてきたので少し書いてみようかなと思います。

 

このブログではまだ取り上げていませんが,四柱推命や算命学には,「空亡」あるいは「天中殺」という考え方があります。

 

「天中殺」の詳しい話は以下のリンクを見ていただくとよいかなと思います。

ご自身の天中殺も自動で出すことができます。

 

sup.andyou.jp

 

 

天中殺は自分を後押ししてくれる運気と12年サイクルの運気のバイオリズムである「天中殺周期」などを見ることができます。

 

 

天中殺周期の1年目,2年目,3年目は,「目覚め」「成長」「選定」で,種から芽が出て,すくすくと成長していき,たくさん茂った枝葉を剪定していくような年回りです。

 

天中殺周期の4年目,5年目,6年目は,「小休止」「広がり」「空回り」は,いったん成長が止まり,成長がピークに達し,成長が止まるといった年回りです。

 

天中殺周期の7年目,8年目,9年目は,「追い風」「実り」「収穫」で,花を咲かせ,実がなり,収穫するような年回りです。

 

天中殺周期の10年目,11年目,12年目は,「蓄え」「天中殺1年目」「天中殺2年目」となり,種となり,次のサイクルの準備をする年回りです。

 

天中殺周期では,成長しやすい,脚光を浴び成功しやすい運気と,地道に積み上げたり休養したりするのがよい運気があります。

 

地道に積み上げたり,休養したりするのがよい運気としては天中殺の2年間があります。

天中殺は字面が怖いですが,前の年までに経験したことを自分に落とし込んでいく大切な時期です。

地中で球根を大きくしていく時期であり,冬の時期に見えないところで養分を自分の球根として蓄えていくからこそ,次の春にまた目を出して成長できることになります。

 

 

天中殺の過ごし方は下記が参考になります。

 

天中殺とは?あなたの天中殺を調べる方法|自動計算で天中殺を調べよう|優しい四柱推命

 

 

天中殺周期の「空回り」の年をどう過ごすか

「空回り」の年は中間の拠点を作る年

 

天中殺周期の最初の「目覚め」「成長」「選定」は発芽と成長のフェーズです。そして,必要なものとそうでないものとを見極めます。

 

成長の3年間を経て,次の「小休止」は休憩の年です。無理せずに余裕をもって過ごしていくと,次の「広がり」では,出会いがあったり,社交運が上がったり,援助される機会が多かったりと外への広がりが出てきます。気分も明るくウキウキしてきたりします。

 

「空回り」は「広がり」の次の年で,結果が出にくかったり,予想外の出来事が起こったりする運気です。「空回り」の年にめげすに努力を続けたり,臨機応変に対応したりしていると,次の3年間では「追い風」「実り」「収穫」では,運気が大きく好転したり,成果が出たりすることになります。

 

前の年の「広がり」からの流れで「空回り」を見ていきます。

「広がり」の年に広がった世界を踏まえて,「空回り」の年では,もう一度足場を固めましょうよ,ということだと思います。

そして,その足場がしっかりしていたら,次の3年間で実が結びやすいです,ということではないかと。

 

なぜ「空回り」という名前なのかというと,おそらく,「広がり」の年のように,対人運とか援助運とかがよく,ウキウキした気持ちで行けると思っていると,「なんか違う」ってなるからなんだと思うんですね。

で,「なんか違う」と思ったまま過ごしていくと,気持ちも落ちるし,消耗するし・・・・ということになるんだと思います。

 

けれども,逆転の発想で,長期目線で足場を作ることを続けていったら,その次の年には好転しやすいと思うと,ちょっと違ってくる気がしませんか?

 

「空回り」の年には,緊急ではないけれども重要なこと@『7つの習慣』に取り組むとよいのでは?

7つの習慣』第3の習慣「最優先事項を優先する習慣」とは

 

では,実際に「空回り」の年には何をやったらよいのでしょうか?

 

ティーブン・R・コヴィー著『7つの習慣』をヒントに考えてみたいと思います。

7つの習慣』は,成熟した人格を持ったうえでよりよく生きるための7つの習慣のことです。

 

7つの習慣の3つめは,「最優先事項を優先する習慣」です。この習慣は,第1の習慣である「主体的である」,第2の習慣である「終わりを描くことから始める」を,個人の生活の中で実践し結果を出すときに必要となってくる習慣です。

 

ここでは,緊急度と重要度という視点から,日常での用事が分類されています。

多くの場合,私たちは,「早く!」と急かされる=緊急度の高い用事から取り掛かります。

けれども,自分自身の価値観に基づいて優先順位を決める際には,重要度が大事になってきます。

 

とりわけ,緊急ではないけれども重要度の高い事柄を行っていくことが重要です。

 

人間関係を育てる,自分のミッション・ステートメントを書く,長期的な計画を立てる,身体を鍛える,予防メンテナンスを怠らない,準備する。こうした活動はやらなければならないとわかっていても,緊急ではないから,ついつい後回しにしてていまうことばかりだ。効果的な生き方ができる人は,これらの活動に時間をかけているのである。

完訳 7つの習慣 人格主義の回復: Powerful Lessons in Personal Change

 

 

これらの事柄は,時間をかけて準備をしていく必要があって,のちのち私たちの力になっていくということになります。

 

 

「空回り」の年には,「追い風」「実り」「収穫」に向けて,緊急ではないけれども重要度の高い事柄を行っていく

 

天中殺周期の「空回り」に戻ります。

「空回り」の年は,結果が出にくかったり,予想外の出来事が起こったする運気でした。

12年のサイクルでいうと,「追い風」「実り」「収穫」の前の年にあたります。

「空回り」の年に,結果が出るまでに時間のかかる緊急ではないけれども重要度の高い事柄に取り組んでいることで,「追い風」「実り」「収穫」の年に成果が表れやすいと考えることもできます。

 

たとえば,「空回り」の前の年である「広がり」では,人間関係全般の運気が上がります。これは,天や環境から与えられた人間関係の良さであり,何もしないと失われてしまいます。

しかし,「広がり」の年に知り合った人たちと,「空回り」の年に入ってからも誠実に付き合っていけば,信頼関係に基づく友人関係に発展していくかもしれません。

そして,それらの関係が,「追い風」「実り」「収穫」の時期に貢献してくれる可能性があるといえます。

 

 

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