この記事は,心理学と四柱推命の両面から書いています。
時代の変化や人生の変化に伴い,新しいチャレンジをしている方はたくさんいらっしゃると思います。
新しいチャレンジで成長していく際に必要なのは,立て直す力ではないかと思い始めました。
保育者の養成課程では,子どもの成長には,成功体験だけでなく,つまづきから立ち直る力も必要ということを教えます。
集団保育では,子ども同士のトラブルもありますし,やりたいことがうまくいかないこともたくさんあります。
楽しく試行錯誤できているときも沢山ありますが,そうでないときも沢山あります。
保育者や他の子どもに支えられながら,気持ちを立て直し,関係も立て直していくということをします。
立て直す力という言い方もします。
大人の場合の立て直しは,年月の積み重ねがある分,ちょっとヘビーなこともあります。
人生でのヘビーな例を挙げると,結婚,出産,育児を初めて経験するときに,トラウマが出てくるときもありますし,40代,50代で体力が落ちてきた時にもそういうことが起こるということを聞きます。
四柱推命の天中殺周期は,12年の中で,定期的に低迷する運気が巡ってきます。
有名な天中殺の2年だけでなく,中間地点であと2回ほどあります。
運気が低迷するというと怖い印象になるんですが,陰の部分は,つまづきを経験したり,やってもやっても伸びない,という感じになったりするので,運気が低迷するということになるんだと思います。
けれども,伸びる=陽,蓄える=陰という見方もあって,12年周期の運気であっても,四季と同じように,定期的に蓄える必要が出てくるんだと思うんですよね。
そして,上に伸びれば伸びるほど,それを支える力が必要になります。
図にするとこんな感じです。
樹木の地面から出ている部分は,陽=成功体験によってつく力です。こちらは目に見えるので分かりやすいです。
地面の下に埋まっている部分は,陰=つまづいたときに,立て直す力です。
成功体験を積んで,地面から上=陽の部分が成長したとしましょう。
そうすると,華やかに見えますし,やることも大きくなりますが,地面から下の部分がしっかり根づいていないと,ちょっと風が吹いただけで,倒れてしまいます。
なので,成功体験とつまづきによる立て直しの力はセットです。
陽が1つ育てば陰も1つ,陽が2つ育てば陰も2つ育つ,という感じかなと思います。