風の時代の占星術と四柱推命

「自分らしさ」を出発点に世界を作る

松岡修平さんは蠍座なのに,なぜ牡羊座の代表みたいに言われるのか

 

乙女座新月の直前,3/12に魚座の太陽と土星がぴったり重なりました(合)。

太陽と土星が重なるとどんな感じなのかなーと思いつつ過ごしていたわけですが,

 

新里ひろきさんの心理占星術のブログでタイムリーに記事がアップされました。

太陽と土星のアスペクト:成長の鍵となる試練と努力 | 新里ひろきの心理占星術

 

土星は古典的な見方から,あまり良い印象を持たない方もいらっしゃると思います。

私自身は,土星が1室にあり,アセンダントの直下にあるため,いろんな意味で付き合いも長いです。

なので,土星って大変なんだけど,人生を豊かにしていく力も持っているんだよねーというのは,日々感じます。

大変なところを抜けたと感じたのは,40代なので,それなりに苦労はしましたが,でも,乗り越えた先の盤石感みたいなものは,土星がもたらすと感じます。

松岡修造さんの話なのに,なぜ土星の話から始めるのか。

松岡さんの牡羊座力,キーは土星だからなんです。

松岡さんの土星牡羊座です。

「太陽神」の二つ名を持ち,世界一熱い男と言っても過言ではない松岡さんですが,牡羊座が強いのかなと思いながら見るといろいろ肩透かしを食らうと思います。

 

牡羊座土星といえば、5月に土星牡羊座に入るので、そろそろ2回目のサターンリターンに近づいてきているので、今後の生き方が気になるところです。

 

 

ウィキペディア情報では,松岡さんは,1967年11月6日東京生まれ,出生時間不明です。

11月6日生まれの時点で,太陽は蠍座なので,牡羊座ではありません。

 

さらに,チャート全体を見ると,女性星座が大半です。

男性星座は牡羊座土星しかありません。

 

松岡さんは自ら人をグイグイ引っ張っていくタイプかというと,実はそうでない可能性があります。

実際に,松岡さんの著書やネットでの記事を読む限りでは,人や社会のことをつぶさに見て,人の思いや良いところをすくい上げていく性質を持つように感じます。

 

具体的に見ていくと,松岡さんの出生チャートには,2つのステリウムがあります。

ステリウムというのは,星座やハウスに3つか4つ以上の天体が集中していることで,その人の強みにもなりえるし,逆に課題にもなりえます。

 

松岡さんのチャートには,

 

蠍座は本質を見極めるという性質を表します。

太陽が蠍座ということは,本質を深堀していくことが人生の目的であり動機であるということですね。

 

この本によると,

 

 

松岡さんは,テニスの現役選手時代に,他の選手に,その選手の良いところをお手紙にして渡していたそうです。

まさに,蠍座の太陽と水星ではありませんか。

さらに,海王星蠍座なので,世の中に対する浸透力を持ちそうです。

 

乙女座の木星冥王星,金星,天王星についてみていきます。

 

乙女座は,社会の役に立つこと,自分を完成すること,結果を出すという性質を持ちます。

 

蠍座と乙女座を掛け合わせるとどうなるか。

人の良いところを伝えることで社会の役に立つということになると思います。

 

松岡さんは,出生チャート的には,応援することが主です。

アスリートとしても,たぐいまれなる成績を収めましたが,それでも,人生の本質は応援して,人々の間に浸透して役に立つことだと思います。

 

松岡さんのアスリートとしての性質は,山羊座の月と火星,牡羊座土星にあらわれています。

 

山羊座の月と火星は,生まれた環境が呼吸するナチュラルさで頂点を目指して闘うことを連想させます。

 

ちなみに,月が射手座である可能性が5パーセント前後あります。

射手座の月,山羊座の火星だと,生まれながらにして世界を目指して頂点を目指して闘う人ということになりますね。

 

山羊座,月射手座,どちらも解釈もアリだと思います。

 

月,火星から見て,世界に躍り出る才能を持っていたということは間違いありません。

しかし,月は,生まれた環境から刷り込まれたものを表すので,自分の本質とはずれている可能性があります。

 

私たちは,月と太陽どちらも大事にする必要があります。

松岡さんの場合は,アスリートとしての自分も,応援する自分もどちらも自分であるということです。

 

最後になりましたが,牡羊座土星は何を示すのか。

牡羊座は,パイオニアであり,闘争本能を持つ人であり,夢で動ける人です。

牡羊座土星があるということは,パイオニアであることや,闘争本能を持つことに苦労を覚えたり,試練を受けながら成長していくということになります。

 

松岡さんは,実は,闘うことに,苦手意識を覚えていたことがうかがえます。

松岡さんは,自分は才能なんてなかったと言い切っています。

闘うことに苦手意識を持ち,それでも,あきらめずに(あきらめないのが蠍座らしいですが)やり続けて,結果的には,64年ぶりの日本人男子シングルス,ベスト8の快挙を成し遂げました。

松岡さん的には,もしかしたら大したことないと思っているかもしれませんが,客観的には,日本人アスリートの世界進出のパイオニアといえます。

 

松岡修造さんが牡羊座的であるというのは,ご本人の努力と試練と苦闘をそれによって得たものによって,私たちが松岡さんを牡羊座的であると感じるということだと思います。

苦闘の末の応援だから,言葉にも重みがあり,私たちを動かすということもあると思います。

 

土星牡羊座である以外に,松岡さんが牡羊座的であると感じる理由には,出生チャートで火星が強いということが挙げられます。

 

  • 太陽星座の蠍座の支配星は火星
  • 月の隣に火星

 

牡羊座の支配星も火星なので,共通する点があるんだと感じます。

 

ただし,牡羊座の火は打ち上げ花火のように刹那的であるのに対して,蠍座の火はマグマのように何億年も永続するようなもので,真逆ではありますね。

 

 

 

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