3月30日に海王星が牡羊座入りして,新しい時代のヴィジョンを広げてきました。
土星が牡羊座に入ることによって,新しいヴィジョンをどうやって現実に落としていくのかが重要になってきます。
結論から言うと,自分の根っこを大事にしながら,いろいろやってみること,人とつながってみることが大事になってきそうです。
土星は29年くらいかけて1周し,前回の牡羊座入りは1996年4月7日でした。
私事ですが,今朝起きるか起きないかのときに,その30年程度の総括が自動で始まりました。
この30年,なかなか大変ではありましたが,自分の根っこを作った時期でした。
その価値を自分自身で認めて,前の土星のサイクルを終えるという感じなのかなと思いました。
起きてからチャートを見ると,ちょうど,牡牛座の月と水瓶座の冥王星がタイトにスクエア(90度)のときに自動で総括やってたのでは。
スクエアですから節目感ば半端ないですし,牡牛座も水瓶座も固定宮でテコでも動かないぜ!って感じ。
後で土星入りしたときのチャートを見ていきますが,わりと,固定宮的テコでも動かない,自分自身の価値を認めることにおいて,みたいなところは,鍵になってくる気がしています。
さて,土星が牡羊座入りしたのは,今日の昼頃,2025年5月25日12時40分ごろです。
東京で作成しているので,海外の方はちょっと違ってくるところがあります。
チャート作成:
Astrodienstホームページ - Astrodienst
10天体+アセンダントの骨格分析は,地のエレメント,固定宮,男性宮が優勢です。
地で固定なのに,男性宮が優勢なのは,火と風も結構あるからですね。水はないです。
太陽が双子座,月が牡牛座,アセンダントが乙女座で,風のエレメント,特に水瓶座を因数分解したような配置と感じました。
水瓶座は個人の尊重とコミュニティ,友愛という意味合いを持ちます。
太陽星座は双子座で情報伝達,コミュニケーション重視ですが,世界の前提が自分です。
月の牡牛座も世界の前提が自分です。
太陽の双子座とアセンダントの乙女座の支配星は水星で,伝達,分析という意味合いが強くなります。世界の前提は対人です。
これからの時代を生きるにあたり,自分で感じたこと,自分で得た情報をもとにしつつ,人とつながっていく具体的な姿というイメージです。
天体が南半球,西半球に固まっているので,ここでも,社会志向,他者志向,相互性重視になります。
一方,太陽,月の世界の前提が自分なので,自分を持ちつつ,社会と向き合い,人からもたらされたものと向き合っていくかということになりそう。
10天体は何らかのアスペクトでつながっています。
なので,動くときは動きそうな気がしました。
どう動くんだろう?と思ってディスポジターを出してみました。
ディスポジターは,天体とその支配星の関係から,天体の支配関係を見るものです。
チャートに決断力があるか優柔不断なのか,みたいなことも見えてきます。
作成:
金星,火星,太陽,水星でループしていますので,何か決めたいときに,結構ぐるぐる回る感じですね。
しかも,ループは,月以外の個人天体が絡んでいるので,スパッと決まることは期待しない方がよさそうな感じがします。
逆に言うと,あちこち顔を出しながら見分を深めることができる配置ともいえます。
あまり重くならずにいろいろつき合うといいのかもしれません。
それから,ループにかかわっていない牡牛座の月が鍵な気がします。
月は無意識,習慣を表します。
牡牛座は自分が感じたこと,心地よさ,すでに獲得した才能,現実的な豊かさなどを表します。
月の支配星は蟹座で,蟹座は家族関係や自分のルーツなどを表します。
なので,自分が培ってきたことや関係を大事にしつつ,それを根っことして意識しておくと良いと思います。
自分の根っこが意識されているかいないかで,同じようにあちこち顔を出すのも気分が違ってくると思います。
牡牛座の月はいわば安全基地のように働き,安全基地があるから,外へ出られるということ,外で何かがあったら安全基地へ逃げ込めばいいというイメージです。
大人なので,安全基地は人によってさまざまですが,たとえば,
- 家族関係がしっかりしているから,外で闘える
- 衣食住を確保しているから冒険ができる
- 生活費は確保しつつ実験的にいろいろやってみる
- 自分の才能を活かせるところは確保しておいて,新しい分野に参入する
みたいな感じでしょうか。