中央の画像は,ナショナル・ギャラリー・オブ・アート@ワシントンD.C.所蔵の『国会議事堂、夕日』(クロード・モネ)です。
The Houses of Parliament, Sunset by Claude Monet
土星と金星は,モネの原画には含まれていません。念のため。
- だいぶ前になりましたが,新里ひろきさんのステリウムの解説で取り上げていただきました
- 1ハウスのステリウムと私の出生チャートの解釈
- クインタイルと私の出生チャート,月と金星のクインタイルの解釈
- 応用編でバイクインタイルの解釈
- まとめ
だいぶ前になりましたが,新里ひろきさんのステリウムの解説で取り上げていただきました
だいぶ前になりましたが,新里ひろきさんのステリウムの解説で私のチャートを取り上げていただきました。
占星術で解説!【ステリウム】が示す可能性と特徴
https://www.youtube.com/watch?v=qlCD0tXkc8U&t=4s
自分のチャートを解説していただけるってすごい!
初めて,ホロスコープのダイナミズムを感じました。
動画を見て,直観的に理解することはできましたが,文章化するのがちょっと大変で,ずっと置いておいたのですが,クインタイルの動画を見て,なんかいけそうな気がしてきたので,書いてみたいと思います。
クインタイルとは?創造性と才能を示す72度アスペクトを徹底解説
https://www.youtube.com/watch?v=AfjdYtZfvJs&t=16s
1ハウスのステリウムと私の出生チャートの解釈
占星術で解説!【ステリウム】が示す可能性と特徴
https://www.youtube.com/watch?v=qlCD0tXkc8U&t=4s
ステリウムというのは,1つのサイン(星座)またはハウスに3つか4つ,またはそれ以上の天体が入っている状態です。
そのサインまたはハウスが強調されるので,強みや課題を示すといわれています。
私の場合,アセンダントが牡牛座で,1ハウスの双子座に土星,金星,火星がトリプルコンジャンクションになっています。
ステリウムは,サインやハウスにばらっと入っていてもOKですが,トリプルコンジャンクションは3つの天体が近い度数にいる状態です。
子どもの頃から割と,土星,金星,火星は使えていたと思います。
土星も高校か大学時代に「土星が強いってことは,コツコツやらないとダメな性質ってことだよね」って思って,事前準備をしっかりするとか,時間をかけるとか,そういうことを意識してきました。
この発想自体が土星ですよね!
一方で,1ハウスの自己って何なのよっていうのが,いまいちピンとこないままだったので,太陽の自己とどう違うのかも含めて質問してみました。
回答をまとめると,
- ホロスコープ全体も自己
- 太陽は自分全体を照らし出す光
- 自分の根っこで自ら動く
- アセンダント,1ハウスはユングのペルソナを考えるとよい。1ハウスとぴったり重なるわけではないが,ヒントや足がかりになる
- 社会や人とやりとりするためのパターン化した仮面
- 世の中に表現するための仮面
- どうやったら世の中が反応してくれやすいかを示す
- 自己武装
- 人間関係を円滑にうまく動けるようにする
という感じでした。
アセンダント,1ハウスがユングのペルソナという話はよく聞きます。
私が思っていたペルソナは,かなり静的なものだったんですが,もっと能動的に仕掛けていくようなイメージに変わりました。
私のチャートで見ていくと,
アセンダントは牡牛座,支配星が金星なので,社会と関わるときに,自分に根差した感覚が出てきます。
そこから,さらに洗練されるときに,土星,金星,火星のある双子座が働くという感じになっているようです。
双子座はフットワークが軽いですが,何かに対してすぐに飛びつくというよりは,深めていくときにひたすら検索をかけていくイメージです。
1ハウスは自己なので,双子座のステリウムが,自己を深く知っていくきっかけ,入口にとなり,牡羊座太陽の琴線に触れたものが動きとして表れる感じかなと思います。
また,双子座土星が牡牛座アセンダントの直下にいるので,土星も鍵になります。
人間関係を戦略的に,長期的に,論理的に,冷静に判断するところがあるという感じになるようです。
なので,牡羊座太陽が衝動的に何かをするようでいて,実は,行動に移す前に検索をかけて,シミュレーションもして,確実に一定以上のレベルまで行けるものだけやっているかもしれないなと思います。
ただ,土星が確実にできますよー!!!って言っていてもやらないことは結構たくさんあって,そういうときは牡羊座太陽のスイッチが入らなかったな,という感じです。
牡羊座太陽だと,魂(太陽)のこもらない仏像(土星)は作れないかもしれないです。
魂のこもらない仏像は消えゆくのみ。
魂のこもらない仏像が消えることが,ストレスになるかというとそういうわけでもないです。
牡羊座も1ハウスもトップバッター,生まれたばかり,自分中心というところがあるからか,別にやってもやらなくてもいいレベルのことが「できるはずなのに結果が伴わない」となっても,何ら執着はないというか。
逆に,自分が「やりたい」と思うことが,やれる環境,実力,能力が伴わないことに対するストレスは半端ないです。
これがたとえば,10室のステリウムで土星が効いていたとすると,自分の内なる衝動(牡羊座太陽)と社会における業績を重視する姿勢と実力(10室の土星)とが葛藤を起こしてたかもしれません。
土星の野心というと,山羊座との関係で,社会的地位や業績などへの貪欲さが分かりやすいかもしれません。
一方,1ハウスの土星は,自分に対する野心,自分の可能性を実現させる点において貪欲という気がします。
もうちょっというと,10ハウスの土星=社会をコントロールすることに欲求が向くのに対して,1ハウスの土星=自分をコントロールすることに欲求が向くという感じかもしれません。
クインタイルと私の出生チャート,月と金星のクインタイルの解釈
次に,こちらの動画を見ての私の出生チャートの読み解きです。
クインタイルとは?創造性と才能を示す72度アスペクトを徹底解説
https://www.youtube.com/watch?v=AfjdYtZfvJs&t=16s
クインタイルは72度で,主要なアスペクトではないんだけど,ちょっとおもしろい角度のようです。
72度というのは,360度を5で割った角度です。
360度の円を割り算したのがアスペクトで,割る数が小さければ小さいほど影響が強いそうです。
コンジャンクション 0度 1で割る
オポジション 180度 2で割る
トライン 120度 3で割る
スクエア 90度 4で割る
クインタイル 72度 5で割る
セクスタイル 60度 6で割る
円を割る方式で考えると,クインタイルはなんと,セクスタイルよりも影響が強いということになるのだそうです。
クインタイルの「5」は数秘術でいうと自由や好奇心,変化,占星術の5ハウスは創造性,秘められた才能を表します。
また,ロバート・ハンドのアスペクトとハウスの考え方でいうと,クインタイルは3ハウスと10ハウスに関係してきます。
なので,好奇心をもって観察したことを独自のアイデアで社会に表現していく感じみたいです。
※なぜクインタイルが3ハウスと10ハウスなのかは,動画に解説があるので,興味のある方は確認していただくといいと思います。
私の場合は11ハウスの魚座月と1ハウスの双子座金星がクインタイルです。
そうなると,自分がいいと感じたこと(1ハウス双子座金星)を独自の感性が繊細に表現(11室魚座月)という感じになるみたいです。
※動画では,各天体の解釈例も説明されています。
ここ半年くらい,ChatGPTにゆるキャラ画像を作りまくってもらって,ブログに貼り付けたりしていますが,これがまさに,1ハウス双子座金星と11室魚座月のクインタイルだなと思いました。
ChatGPTにゆるキャラ画像メーカを作ってもらいましたが,こんな感じの作風なんですね。
キーワードはまるっこくてふんわり,優しい光,パステル調です。
双子座,魚座に加えて,アセンダントのサインにして金星の支配星である牡牛座も入っている感じです。
占星術を意識して作ったわけではなく,好みの雰囲気がこうだったということです。念のため。
ちなみに,冒頭の画像はモネですが,印象派のような雰囲気も好きです。
ドビュッシーも好き。
若いころはもっと奇抜な色合わせでシャープな印象のものやサイケデリックなものが好きでしたが,今はちょっとふんわりした感じが好きです。
個人のブログで公開しているのも,11ハウスっぽいと思います。
金星は1ハウスのステリウムの一部なので,ゆるキャラ画像メーカーはかなり試行錯誤して作りました。
応用編でバイクインタイルの解釈
クインタイルの応用で,バイクインタイルを読み解いてみます。
私の出生チャートでは,1ハウス双子座土星と8ハウス山羊座木星がバイクインタイルです。
バイクインタイルは144度で72×2なので,360を5で割って2倍するという数字です。
数秘術で5はクインタイルと同じで自由,好奇心,変化となり,2は受容,調和,統合,包容力を表します。
仕事や社会生活でかなり好き勝手やっている自覚はありますが(5),単に好き勝手やっているわけではなく,相手の状況も受け入れつつ(2),今一番よさそうなやり方を編み出していく感じが多いです。
ロバート・ハンド式の読み方だと,バイクインタイルは6ハウスと8ハウスかなと思います。
1ハウスの自我が,6ハウスの自己の完成/他者への貢献・奉仕により,8ハウスの深い関係性を得る/何かを受け取る/本質的理解を得る/深層心理に到達するという感じでしょうか。
具体的には,
仕事や社会生活で,周囲の人とわりと深い関係を持つことが多いです。
懐に飛び込んで,その人に貢献し,恩恵を受け取る。
または,深く教えるという形で人に貢献し,結果自分も高まる。
みたいな感じです。
まとめ
私の出生チャートで,
1ハウスの双子座土星,金星,火星のステリウムもしくはトリプルコンジャンクションは,社会や人間関係の入り口として,自分の感覚を洗練させていくときに働いたり,自分を深く知ろうしたりするときに働きます。
1ハウスのトリプルコンジャンクションの一翼である双子座金星は,11ハウス魚座月とクインタイルで,個人の生活で,独自の感性を繊細に表現したいという欲求を持ちます。
同じく1ハウスのトリプルコンジャンクションの一部である双子座土星は,8ハウス山羊座木星とバイクインタイルで,仕事や社会生活で周囲の人と深く関わることで貢献し,自分を高めます。
自分のチャートを読み進めるうちに,「自己または自己表現」「楽しい」「深く」「精神・心理・見えないもの」が何度も出てくるテーマだと感じるようになりました。
そのあたりが,1ハウスのステリウムと,そこから派生するクインタイル,バイクインタイルにも表れている気がします。