
2025年の7月は獅子座で新月が起こります。
獅子座は主に,自己表現やクリエイティビティに関係する意味を持ちます。獅子は百獣の王で,トップに立ち,注目を浴びる存在でもありますし,支配星は太陽なので,王様,女王様みたいに脚光を浴びるのも好きです。
遊び心と意志の力をもって目標を達成する力もあります。
獅子座には新月=太陽と月がいるので,たとえば,自分を表現したい,みんなから称賛を浴びたいという気持ちが高まって,それを習慣にしていくのに向いています。
獅子座には新月の他に,水星がいるので,言動も自己表現,注目を浴びたいという方向へ向かいそうです。
ただし,水星が逆行中のノーアスペクトということで,ストレートに「自分ドヤァ!」みたいに言えるわけではなさそうかな。
ノーアスペクトというのは,水星と他の天体が特定の角度になっていないっていうことです。
ノーアスペクトだと,とっかかりがないので使いづらい反面,純粋にその天体の力を使えるので,すんごい馬力や集中力がでたりします。
なので,今回の獅子座新月は,水星の力を使うのに模索が必要になりますよーってことなんですよね。
今回の水星は,自分を表現したい欲求が出てきた → 「さてどう表現したらいいのかな」と立ち止まって模索する感じだと思います。
新月の後,太陽と月は先へ進み,水星は戻っていく関係で,1日もすると月と水星が重なり,月末には太陽と水星が重なります。
ずっと模索するわけではないです。ただ,知らないとちょっと苦しいかも。
今だけだからと思って,ちょっとだけ自分の輝かせ方を考えてみるといいと思います。
自分で自分をほめるのもアリ。
獅子座新月は水瓶座冥王星,牡羊座海王星・土星,双子座天王星とクレイドルという配置になります。
クレイドルというのは,獅子座新月と水瓶座冥王星がオポジション(180度),間を牡羊座海王星・土星,双子座天王星で60度,60度の間隔で並んでいる配置です。
この配置を見て,タイトルの
時代と社会が「行け!飛べ!」って言うんだ。
が思い浮かびました。
獅子座新月と水瓶座冥王星がお向かいさんで手に汗握りながら見つめ合っています。
個人としては自分をのびのびと表現して「自分ってすごいよね!」って言いたいんだけど,時代を根本的に変えていく圧力を持つ水瓶座冥王星が「なんで自分がすごいのかちゃんと言葉にして共有してね」っていう圧をビシバシかけてくる感じです。
やだこわい・・・って思った方がいらっしゃるかもしれないんですが,獅子座のバイタリティで乗り切れると思います。いや,乗り切ると決めると脚光を浴びる感じかもしれません。
何しろ,時代と同じだけのパワーを出すってことですから。
ただ,時代と同じパワーを出すって,普通ありえませんやん。
なので,やっぱり水星で自分模索をしようねってことなんだと感じてます。
それから,牡羊座海王星・土星,双子座天王星がサポートについてくれてます。
双子座水星は,今までとは違うコミュニケーション方法を試そう。
みたいな感じかなと思います。
自分の意志とは関係なしに忙しくなりそうな配置ですが。
が,獅子座新月なので,
自分が主役
であることを肝に銘じていくのが吉と思います。
蟹座木星は,家庭や家系,故郷,ご先祖様などへの恩恵を表すので,普通だったら,いい感じで家族と暮らせたりするわけですが,ノーアスペクトなので,一瞬家族や故郷との距離の取り方が分からなくなったりとかするかもしれません。
今回の新月,
自分のあり方
社会とのかかわり方
がちょっと変わってきそうなので,勢い,家庭での過ごし方や家族との関係なんかもちょっと変わってくるのかなという気もします。
どっちが先か分からないですが。
家族との関係が変わってきたから,自分のあり方や社会とのかかわり方が変わってくるのかもしれませんし。
いずれにせよ,本気でやれば
自分らしさも
家族との豊かさも
仕事などの社会とのかかわりも
取りに行ける獅子座新月な気がします。
スパルタ感マシマシですが。
2週間たった水瓶座満月では,獅子座満月と真逆にも見える配置になっています。
水瓶座満月は,獅子座太陽と水瓶座新月ですが,満月以外の天体とは関係を持っていません。
満月ノーアスペクトとは言わないと思いますが,それに近い感じで純粋に,獅子座太陽の自分らしさと時代の最先端になじむ水瓶座月の豊かさを味わえそうな感じです。
そして,
水瓶座冥王星,牡羊座海王星・土星,双子座天王星,獅子座水星,天秤座火星がホームベースという配置になっています。
ホームベースというのは,射手座を除いて天体が60度ごとにちりばめられている配置です。
自分らしさを言葉で世に出せる感じかな。
水星ノーアスからホームベースって,落差が大きる気がするんですが,新月期に自分に向き合った分の収穫は大きいってことかなと思います。
獅子座新月で同じくノーアスペクトだった木星は,蟹座金星とコンジャンクション(0度)です。
こちらは心地よい居場所って感じなので,獅子座新月期に向き合った甲斐があるわーって思える配置ですね。