風の時代の占星術と四柱推命

「自分らしさ」を出発点に世界を作る

四柱推命 2024年10月の運勢

 

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四柱推命では,節入りの2024年10月8日から次の節入りの前の11月6日までがひとつの月になります。二十四節気は前半が寒露,後半が霜降になります。寒露というのは,朝晩の風が冷たくなってきて,草木がだんだん枯れてくるような時期を指します。霜降は,秋が深まり,冬に向けて気温が下がってくる時期を指します。
 
 

2024年10月は甲戌,偏財,養の月

素直にやりたいことを表現して人と人をつなげる月
 
甲戌は秋の終わりの樹木のイメージです。
葉を落として冬に備えるようななんとなく殺伐とした,物哀しいような空気感もありますが,収穫の季節でもあります。
たとえば,落ち葉で焼き芋みたいなほっこり落ち着くような感じとか。
 
偏財は人脈と財の星で,流動的に人と人をつなげ,その人のつながりが財を呼び込むイメージです。
養は赤ちゃんの星で,素直にやりたいことを言うと,周りが動いてくれる感じの星です。
 
今月は,これやりたいなーとつぶやくと,周りも動いてくれそうです。動いてくれた方には素直に感謝するのが吉。
 
 

日干ごとの2024年10月の運勢

日干ってなあに?

※自分の日干を知っている方は,そのままご自分の日干に進んでいただいてOKです。
 
日干は,自分の生まれ持った性質や人生のテーマを表します。
日干には10種類あります。
甲(きのえ),乙(きのと),丙(ひのえ),丁(ひのと),戊(つちのえ),己(つちのと),庚(かのえ),辛(かのと),壬(みずのと),癸(みずのと)です。
 
生年月日によって,このうちの1種類が割り当てられます。
日干が違えば,生まれ持った性質も違いますが,そのときどきの運勢も違ってきます。
 
ご自分の日干を知りたい方は,こちらの記事を見てください。
 

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日干が甲(きのえ)の人は比肩,養の月

ひとりで歩けるもん!自力でできるように周りがお膳立てしてくれる月
 
比肩は自我の星で,自力でやるのが好きで短期目標で燃えます。
養は赤ちゃんの星で,やりたいことを周りに漏らすと,周りが動いてくれるような星です。
 
比肩と養の組み合わせだと,「周りにやってほしい」というよりは,「(自分で)〇〇がやりたい」になりそうな気がします。そうすると,自力でできるように周りが手を貸してくれそう。周りに上手に甘えつつ,ひとりの時間を大切にすると,自立心を養える運気です。
 
「自分が自分が」な面も出てきがちなので,人といる時間とひとりの時間とのバランスを取るのが吉。
 

日干が乙(きのと)の人は劫財,墓の月

自分の夢を再確認し,粘り強く進んでいく月
 
劫財は自我の星で,周囲を巻き込みながら自分の夢を叶えていく星です。墓は,字面が怖いですが内容は怖くなくて,ひとつのことに集中し,粘り強く探求できる星です。
 
今月の乙さんは,粘り強い姿勢で進んでいけそうです。ひとつのことに集中しやすい運気なので,自分の夢や本当に望んでいることを今一度確認してから取り組むとよいでしょう。根回し力などもアップする月なので,遠大な野望でも前進できそうです。
 
人を自分の思い通りにしよう,自分だけが得しようという気持ちが高まると,運気が目減りするので,相手のことも考えながら過ごすのが吉。
 
 

日干が丙(ひのえ)の人は偏印,墓の月

一極集中で想像力があふれる月
 
偏印は知性の星で,オリジナリティあふれる発想やアイデアを指します。墓は,字面が怖いですが内容は怖くなくて,ひとつのことに集中し,粘り強く探求できる星です。
 
今月の丙さんは,ひとつのことを探求するのに向いている運気です。また粘り腰で集中していると,想像力がアップし,創意工夫に結びついていきそうです。
 
偏印と墓は,周囲の雑音が気にならなかったり,非日常に没入できそうな組み合わせですが,社会での最低限のルールは守るようにしつつ,集中する時間を確保するとよいでしょう。また,飽きっぽさが同時に出てくる星回りなので,うまく気分転換しつつやっていくとよいでしょう。
 

日干が丁(ひのと)の人は印綬,養の月

好きなことを思う存分学ぶ月
 
印綬は知性の星で,体系のしっかりした知識や学問を学ぶのに向いています。養は赤ちゃんの星で周囲から大切にされつつ,好きなことを思う存分楽しめる星です。
 
今月の丁さんは,知識欲が高まり,楽しく学べそうです。周囲に学びたいことを話してみると,周囲が手助けしてくれそうな運気でもあります。
 
心配性になりがちな面もあるので,しっかり準備を整えたり,対応策を考えたりすると,安心して取り組めます。
 

日干が戊(つちのえ)の人は偏官,墓の月

居場所を決めてどんどん動こう!の月
 
偏官は実行力の星で,情が厚く人のためにどんどん動ける星です。墓は,字面が怖いですが内容は怖くなくて,ひとつのことに集中し,粘り強く探求できる星です。
 
偏官と墓だと,ここと決めて一極集中でエネルギーが出てきそうな気がします。戊さんのイメージは大きな山なので,「山が動く」感じもします。自分がよいと思ったことをどんどん動かしていき,動いた分だけ結果につながる運気です。
 
偏官はエネルギーが湧いてくる反面,そのエネルギーを無造作に人に向けると,対人トラブルのもとになることもあります。そのため,運動や仕事などでエネルギー消費を狙うとよいでしょう。オーバーワークにつながる可能性もあるので,休息はしっかり取ることを意識して。
 

日干が己(つちのと)の人は正官,養の月

天真爛漫に有言実行の月
 
正官は実行力の星で,責任感あふれる仕事のできる文官のイメージです。また,社会貢献に目が向き,周囲からの評価も得やすいです。養は赤ちゃんの星で周囲から大切にされつつ,好きなことを思う存分楽しめる星です。
 
正官と養ってギャップ萌えな感じがします。仕事はできるのに笑うと可愛い的な感じですね。笑顔ややりたいと素直に言ってみることが,周囲の協力を引き出しそうな運気です。
 
責任感や自負心が周囲の評価を得やすいですが,人に厳しくなったり,人に謝れなくなる可能性もありますので,素直に感謝する気持ちや,謝る気持ちを意識して過ごすとよいでしょう。

 

日干が庚(かのえ)の人は偏財,衰の月

豊富な知識と経験で人脈アップな月
 
偏財は人脈と財の星で,流動的に人と人をつなげ,その人のつながりが財を呼び込むイメージです。衰はこれまでの人生で知識や経験を蓄えた長老のイメージで,一歩後ろに下がって調整役が似合う星です。
 
今月の庚さんは,自分の知識や経験を意識してみるとよいでしょう。それは人の役に立つものであり,自分が動くよりは,人が動く手助けになるイメージを持つことが運気をアップさせます。そして,アドバイザー的な役回りが,人と人とのつながりを呼びそうです。
 
自分だけで考えすぎると堂々巡りになりがちなので,人からの助言を受けるなどするとよいでしょう。また,人からの誘いやお願いが多くなりそうですが,時には断る勇気を持つことも大事になってくる星回りです。
 

日干が辛(かのと)の人は正財,冠帯の月

自負心を持ちつつ失敗を恐れずコツコツ積み上げる月
 
正財は人脈の星で,与えられた場で真面目にコツコツ積み上げる星で,社会人1年生にたとえられたりします。冠帯は新成人の星で,自分でしっかりやっていく気概にあふれ,周囲の人と積極的に社交をしていく星です。どちらも人生のスタートみたいな星ですね。
 
実際の年齢や人生の段階に関係なく,新しいスタートを切るようなタイミングはあるもの。もしかしたら,辛さんは今月そういう気持ちになるかもしれませんね。新しいスタートでは,何が起こるかは未知数です。失敗のように感じることがあるかもしれませんが,何かあったら周りの力を借りながら修正していくとよい,と思いながら進むのが吉です。すぐに手ごたえが出てくるかどうかは分かりませんが,いつか実を結ぶ運気です。
 
冠帯は華やかさも持ち合わせているので,カラフルな色合いのものを身に着けるのも吉。
 
 

日干が壬(みずのえ)の人は食神,冠帯の月

華やかな雰囲気で人生を楽しむ月
 
食神は衣食住の星で,おおらかに人生を楽しめる星です。冠帯は新成人の星で,自分でしっかりやっていく気概にあふれ,周囲の人と積極的に社交をしていく星です。冠帯はまた,華やかな雰囲気も持ち合わせます。
 
今月の壬さんは,人生を新たにスタートさせる気概と人生を楽しむような気分を兼ね備えた運気です。スタートさせたことは,失敗を恐れずに進みつつ,楽しむときは楽しむのがよいでしょう。自分の目標を大切にし,素直に表現することが運気を上げます。
 

日干が癸(みずのと)の人は傷官,衰の月

一歩引いて精度を上げる月
 
傷官はセンスと美意識,細やかさを持つ星です。衰はこれまでの人生で知識や経験を蓄えた長老のイメージで,一歩後ろに下がった調整役が似合う星です。
 
今月の癸さんは,じっくり考えて取り組み,精度を上げていくのがよさそうです。こまやかに完成度を上げていける反面,傷つきやすかったり,毒舌になったりしがちな星回りです。自分のことを分かってくれる人との接点を保っておく,美しいものに触れるなどが心の安定を保ちます。