風の時代の占星術と四柱推命

「自分らしさ」を出発点に世界を作る

「あれ,私読めてたかも」

 

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子どもの頃から好きだったけど,苦手意識も同時にあった西洋占星術が読めるようになってうれしいなー,何が書いてあるかさえ分からなかった四柱推命も読めるようになってうれしいなーという日々を過ごしています。

 

最近,もうちょっと進んでいく感じがあって,タロットの無料占いを受け始めたりとか,星読みのワークショップをやってみようか,とか,そういう感じです。

 


現在をポジティブに過ごしていると,過去もポジティブに思い出されるようになるということがあります。
西洋占星術を分からないなりに,なぜかずっと読み続けていた若いころのことを思い出すと,読めないなりに使ってたよなーということに気がつきました。

 


たとえば,サターンリターンという時期があります。
これは,出生時の土星と同じ場所に運行中の(というか正確にはエフェメリス上の)土星が戻ってくるということを指します。

土星の公転周期は30年弱です。
ということは,サターンリターンはだれであっても,30歳前後の時期にやってきます。

土星は,責任とか自分を固めるなどの意味を持つので,社会での自分の位置づけが変わったりします。
昇進とか結婚とかですね。
今までみたいに子どもじゃいられないから一皮むけましょうね,という星からのサインといえます。

 


今の時代,青年期は30歳ごろまでと言われたりするので,占星術を知らなくても,普通に大人になる時期という認識が広がっていると思います。

 


私の場合,大学生のときに,サターンリターンを知っていました。
鏡リュウジさんの本だったと思いますが,サターンリターンのことが書いてあったんですね。
私の場合,出生チャートのアセンダントの下に土星がいるので,土星の影響が強いです(これも鏡リュウジさんの本に書いてあった)。

その当時の私は,自分のことをあまり器用ではないと思っていました。
その結果,当時の私はどうしたかというと,「20代はコツコツやろう。30代からが本番」という意識で日常を送ることにしました。

結果,サターンリターンは,わりと平穏無事に越えられたと思います。

 


ちなみに,鏡リュウジさんは,ユングのシャドウとの関係でサターンリターンを語っていたと思いますが,高校時代に河合隼雄著『影の現象学』を読んでシャドウについても知っていたので,そのあたりも注意してやっていたように思います。

 

 

西洋占星術について系統立てて理解していなかったとしても,エッセンスを取り入れて人生を送ることはできるし(だから,鑑定やワークショップ,手帳が成り立つともいえる),通常はむしろそれでいいんじゃないかと思います。

 


私の話をもうちょっと続けていくと,高校時代に出生チャートを作って,自分なりに読んではいましたが,なかなか「自分とは何ぞや」ということにはたどり着きませんでした。

大人になった私からすると,高校時代に「自分とは何ぞや」がわかるとか,普通にありえへんから普通普通,という感じなんですが。

 


その当時,読み解いていたことは,
土星が強い→コツコツといく。

水星が他の天体とアスペクトしまくり→言語能力と学習能力はあるらしい。
→じっくりコツコツやっていけば,たいていのことはどうにかなる。

みたいな感じでした。


それと同時に,トランスサタニアンが個人天体とアスペクトしまくっているので,なんとなく,「自分の人生って時間かかりそうだな」というのも思っていました。
その結果,なかなか芽が出ないとか,「不遇」な気分のときにも腐らずに過ごしていけたかなーという感じですね。
今にして思うと。

 

という話を,朝食を食べているときに思い出したわけです。

 

これって,私,かなり不完全ではあるけれども,読めてるよね。自分のチャート。
で,自分の人生に役立ってきたことには変わりない。

いろいろあったけど,まあよかったんだな,と思いました。

ものすごく雑なまとめですが,いろいろ考えていたことが,わりとどうでもよくなった瞬間でした。


とはいえ,以前のままで行くと頭打ちだったので,西洋占星術(星読み)を基礎から習ってよかったと思っています。


占星術もしくは星読みってなんなのかというと,星のサイクルを自分の人生に取り入れるためのツールなんですね。


知っていたら,心が安定した状態で,自分らしく準備をしながら過ごしていける。
占星術は,ありとあらゆるものを天体や星座やハウスと対応づけながら見ていく*1ので,自分らしさや対人関係,社会生活,日々の行動,社会や時代の動向など,自分が見たいところにアプローチしやすくなりますね。

 

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*1:中山 茂 (2019) 『西洋占星術史 科学と魔術のあいだ』 講談社学術文庫,p.76.